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殻付きホタテのさばき方(動画解説付き)
殻付きホタテを自宅でさばくのは難しそうに思えますが、実はコツさえつかめば誰でも簡単にできる作業です。新鮮なホタテを手に入れたら、自分でさばいて刺し身やフライ、醤油焼きなどを楽しんでみませんか?
殻付きホタテは鮮度が保たれやすく、そのまま調理することで最高の旨味を引き出すことができます。
この記事では、殻付きホタテのさばき方をステップごとに丁寧に解説します。初めて挑戦する方でも、この記事を参考にすれば安心してさばけるはずです。
ホタテの美味しさを存分に味わうための基本的な知識から具体的な調理方法まで、ぜひご覧ください。
動画で見る殻付きホタテのさばき方
YouTubeで「殻付きホタテのさばき方」を動画で分かりやすく紹介しています。
殻付きホタテとは?
殻付きホタテとは、ホタテ貝がその殻に包まれた状態のものを指します。ホタテは二枚貝という種類の貝で、左右に大きな殻を持っているのが特徴です。食べる部分は「貝柱」と呼ばれる白くて丸い部分で、これはホタテの筋肉にあたります。
殻付きのホタテは鮮度が保たれやすく、特に市場やスーパーでは新鮮さを保ったまま売られることが多いです。
殻を開けると、貝柱以外にもオレンジや白色の部分があり、これが「ひも」と呼ばれる消化器官や生殖巣です。この部分も料理に使われることがあり、味わいが豊かです。
![ホタテの食べられない部位](https://cutnote.jp/wp-content/uploads/2024/09/cut-scallop-shell2.png)
ホタテはほとんどの部分が食用として食べられますが、「エラ」や「ウロ」と呼ばれる中腸腺(黒い部分)は食べることができません。
殻付きホタテのさばき方
材料
- 殻付きホタテ
![鮮度の良い殻付きホタテの特徴](https://cutnote.jp/wp-content/uploads/2024/09/cut-scallop-shell1.png)
鮮度の良いホタテは、殻がしっかり閉じていて重みがあり、軽く叩くと閉じる反応を見せます。また、貝柱が透明感を保ち、身が弾力のあるものが新鮮な証拠です。
殻の表面に傷が少なく、腐敗臭や異臭がしないことも確認しましょう。季節的には寒い時期のホタテがより身が締まり、甘みが増すとされています。
調理用具
- ステーキナイフ(または貝むきナイフ)
- まな板
- キッチンペーパー
- ボウル
- ピンセット(筋や砂を取り除くため)※オプション
- タオルや布巾(まな板の滑り止め用)※オプション
下準備
まな板が滑らないように、下にタオルや布巾を敷いて固定します。
殻付きホタテを流水でしっかりと洗い、表面の汚れや砂を取り除きます。特に殻の隙間に砂が詰まっていることがあるので、ブラシなどで軽くこするのも効果的です。
手順
「殻付きホタテ」のさばき方をステップごとに写真付きで分かりやすく紹介します。
![使用する道具のご紹介](https://cutnote.jp/wp-content/uploads/2024/09/cut-scallop-shell3.png)
今回使う道具はステーキナイフです。これがあればホタテをさばくことができます。
ホタテをさばくための専用のヘラがキッチン用品を売っているお店にありますが、ステーキナイフでも十分です。
![ホタテの表・裏](https://cutnote.jp/wp-content/uploads/2024/09/cut-scallop-shell4.png)
ホタテには表と裏があります。
ホタテ貝は貝殻が深くて大きい方が裏で、貝殻が平たく小さい方が表になります。殻からさばくときには表面を下にしてさばきます。
![平らな表面を下にして貝柱を外していく](https://cutnote.jp/wp-content/uploads/2024/09/cut-scallop-shell5.png)
表面の平らな面を手のひらの方に持ちまして、隙間からステーキナイフを入れていきます。
![平らな表面を下にして貝柱を外していく](https://cutnote.jp/wp-content/uploads/2024/09/cut-scallop-shell6.png)
ホタテを外す時に中央にある貝柱だけ外れてしまえば殻は自然と開きます。
![平らな表面を下にして貝柱を外していく](https://cutnote.jp/wp-content/uploads/2024/09/cut-scallop-shell7.png)
いっぺんに貝柱を外そうとするとこちらの面(外した面)に身が残ってしまいますので、縁から少しずつ剥がしていくようなイメージがいいかと思います。
![反対の殻から貝柱を外す](https://cutnote.jp/wp-content/uploads/2024/09/cut-scallop-shell9.png)
片方の方も同様に貝柱を殻から外していきます。
![反対の殻から貝柱を外す](https://cutnote.jp/wp-content/uploads/2024/09/cut-scallop-shell10.png)
殻から外れました。
![貝柱を膜から外す](https://cutnote.jp/wp-content/uploads/2024/09/cut-scallop-shell11.png)
次に貝柱を外していきます。ヒモなどと薄い膜でつながっているので貝柱に沿って引き剝がしていきます。
![貝柱を膜から外す](https://cutnote.jp/wp-content/uploads/2024/09/cut-scallop-shell12.png)
貝柱が取れました。
![ヒモを膜から外す](https://cutnote.jp/wp-content/uploads/2024/09/cut-scallop-shell13.png)
ヒモも膜から外していきます。同様に薄い膜でつながっていますので手で剥がしていきます。
![ヒモを膜から外す](https://cutnote.jp/wp-content/uploads/2024/09/cut-scallop-shell15.png)
これで貝柱とヒモとその他ウロやエラなどの部分に分かれました。
![一般的に食べられない部位について](https://cutnote.jp/wp-content/uploads/2024/09/cut-scallop-shell16.png)
ウロやエラなどは食べられないのでこちらは処分します。
![卵巣もしくは精巣がついている場合](https://cutnote.jp/wp-content/uploads/2024/09/cut-scallop-shell17.png)
今回のホタテにはついてませんでしたが、ホタテには精巣や卵巣などついていることがあります。お好みで煮物や汁物にしてみてください。
![卵巣もしくは精巣がついている場合](https://cutnote.jp/wp-content/uploads/2024/09/cut-scallop-shell18.png)
殻付きホタテがさばけました。
殻付きホタテをさばく際の注意点
殻付きホタテをさばく際には、いくつかの重要な注意点があります。まず、ホタテの貝殻は非常に硬く、手を傷つける可能性があるため、手袋を装着して安全に作業することが大切です。
特にナイフを使う際には、貝をしっかり固定しながら、丁寧に作業を進めるように心がけましょう。貝殻の隙間にナイフを差し込んで開く作業では、無理に力を入れすぎないようにし、貝柱を傷つけないよう慎重にナイフを滑らせることがポイントです。
また、ホタテの内臓には食べられない部分も含まれているため、さばいた後に適切に取り除く必要があります。
黒い部分や砂が付着している部分は、食感や風味に悪影響を与える可能性があるので、流水でよく洗い流してから調理するのが理想的です。
さばいた殻付きホタテを使ったレシピ
刺し身
さばいた殻付きホタテを新鮮な状態で薄切りにし、刺し身として楽しみます。
わさび醤油やポン酢を添えて、シンプルにホタテの甘みを堪能しましょう。鮮度が高いほど、甘みと歯ごたえが際立ちます。
フライ
さばいた殻付きホタテに塩コショウで下味をつけ、薄力粉、溶き卵、パン粉の順に衣をつけます。
180度の油でカリッと揚げ、外はサクサク、中はジューシーなホタテフライが完成します。レモンを添えて、タルタルソースと一緒にどうぞ。
醤油焼き
さばいた殻付きホタテを熱したフライパンに並べ、軽く塩コショウで味付けします。
仕上げに醤油を少量回しかけて、香ばしい香りが立つまで焼きましょう。ホタテの旨味が醤油と絶妙に絡み合い、シンプルながらも深い味わいです。
よくある質問(FAQ)
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