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カレイの唐揚げ用のさばき方(動画解説付き)

カレイの唐揚げは、日本の家庭料理として人気の高い一品です。カレイの香ばしい香りと、外はカリッと、中はふっくらとした食感が魅力で、ご飯のおかずやお酒のおつまみとして幅広く親しまれています。

特に脂がのったクロガレイを使った唐揚げは、旨みがしっかりと感じられ、家庭で手軽に作れる定番メニューです。

この記事では、カレイを唐揚げ用にさばくための手順を詳しく紹介しています。初めて挑戦する方でも分かりやすいように、基本的な下処理から5枚おろしのやり方まで、写真付きで丁寧に解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

自宅で美味しいカレイの唐揚げを作りたいと考えている方は、この機会にさばき方をマスターして、揚げたての美味しさを楽しんでください。

動画で見るカレイの唐揚げ用のさばき方

YouTubeで「カレイの唐揚げ用のさばき方」を動画で分かりやすく紹介しています。

カレイの唐揚げとは?

カレイの唐揚げとは、カレイという魚を使った揚げ物料理の一種です。カレイは、日本近海を含む世界中の海に生息する平たい体が特徴の魚で、種類も豊富です。

クロガレイ

その中でも「クロガレイ」は日本の家庭でよく食べられる種類で、やや黒みがかった体色を持ち、脂がのっているため唐揚げにすると香ばしくておいしいです。

シンプルな調理法ながら、カレイの持つ自然な甘みや風味を引き出してくれるので、ご飯のおかずやお酒のおつまみとしても人気があります。

5枚おろし

カレイを唐揚げ用にさばく際に5枚おろしにして切り身にするのは、カレイの独特な体の構造に理由があります。

カレイは平べったくて左右に広がった体をしており、左右に身が2枚ずつ、計4枚の身があるため、通常の魚のように3枚おろしにすると身がきれいに取れません。

そのため、カレイの場合は表側と裏側、それぞれ2枚ずつの計4枚と、中央の骨に沿って取れる身を合わせて5枚におろす方法が一般的です。

また、5枚おろしにして切り身にすることで、唐揚げに適した食べやすい大きさになります。カレイの身は骨が少なく柔らかいので、切り身にしておくと調理しやすく、揚げたときに均等に火が通り、食感もよくなります。

これにより、外はサクサク、中はふっくらとした理想的な唐揚げを作ることができます。

カレイの唐揚げ用のさばき方

材料

  • クロガレイ:1尾

唐揚げ用にカレイをさばく際には、身がしっかりしていて新鮮なものを選ぶことが大切です。目が澄んでいて透明感があり、体全体にハリがあるカレイを選ぶとよいでしょう。また、身がふっくらしているものは、揚げた時にジューシーで食感も良くなります。

大きさに関しては、小ぶりのものを選ぶと、切り分けずにそのまま揚げやすく、全体がカリッと仕上がります。もし大きめのカレイを使う場合は、一口大にカットしてから揚げると食べやすくなります。

調理用具

  • 包丁(魚用の柳刃包丁や薄刃包丁)
  • まな板(魚が滑りにくく、作業しやすい大きさのもの)
  • キッチンペーパー
  • ボウル
  • ササラ(内臓取り用)※オプション
  • ピンセット(骨抜き用)※オプション
  • タオルや布巾(まな板の滑り止め用)※オプション

下準備

まな板が滑らないように、下にタオルや布巾を敷いて固定します。包丁もよく研いでおきます。

カレイをよく洗い、キッチンペーパーで水気を拭き取ります。

手順

「カレイの唐揚げ用」のさばき方をステップごとに写真付きで分かりやすく紹介します。

カレイの唐揚げを作る場合、一般的に5枚おろしにした後、好みに応じて皮を引き、切り身にして調理します。切り身にすることで、鍋のサイズにとらわれず調理しやすくなります。

ウロコを丁寧に取る

まずはカレイのウロコを取ります。ウロコ取りは、カレイの表面のぬめりを取る効果もあるため、しっかり行いましょう。

尻尾から頭の方向に動かすとウロコは取りやすいです。

ウロコを丁寧に取る

ヒレの近くにはウロコが残りやすいので、魚の角度を変えながらしっかり取ります。

ウロコを丁寧に取る

裏面も同様にウロコを取りましょう。

良いカレイの見分け方は、表面がツヤツヤでふっくらとしており、目が白くないものを選ぶことです。

頭と内臓を取り除く

ウロコが取れたら今度は頭を取っていきます。頭を左、腹を手前(自分側)にして魚を置きます。

胸ビレの横あたりに包丁を突き立て、貫通させます。

頭と内臓を取り除く

まな板に包丁の切っ先が当たったのを確認したら、そのままヒレの横に向かって切っていきます。

頭と内臓を取り除く

頭の上部に身がついていますので、V字になるように切ると食べる部位が多くなります。

頭側は固いので、頭をしっかり押さえながら包丁を押して切り、頭と内臓を取り出します。

頭と内臓を取り除く

頭と内臓の一部が取れました。

血合いを取り除いて洗う

中骨の下にある血の固まったようなものが血合いです。

包丁の刃先で血合いに切り込みを入れます。

血合いを取り除いて洗う

血合いを手で掻き出します。血合いが残っていると、生臭くなる原因になるので、しっかり取っておきましょう。

血合いを取り除いて洗う

ボウルに水を張っておきます。

血や内臓などをきれいに洗っていきます。奥の方まで血合いがあるので指で掻き出します。

尻尾とエンガワに包丁を入れる

ここからは、カレイを5枚おろしにしていきます。まずは尻尾の部分に切り込みを入れます。

尻尾とエンガワに包丁を入れる

エンガワ側の部分に切り込みを入れます。

尻尾とエンガワに包丁を入れる

逆側もヒレの付け根から包丁を入れていきます。

真ん中の切り込みを入れ上の身を剥がす

真ん中にも切り込みを入れ、そこをきっかけにして骨の上の身を切り離していきます。

真ん中の切り込みを入れ上の身を剥がす

今切った切り口から包丁を入れて骨の上の身を剥がしていきます。

身をめくりながら徐々に切り進めます。

真ん中の切り込みを入れ上の身を剥がす

一度に切ろうとせず、力を入れずに少しずつ進めましょう。包丁の刃が接触して手を切りやすい工程なので注意しましょう。

真ん中の切り込みを入れ上の身を剥がす

身が切り離せました。

真ん中の切り込みを入れ上の身を剥がす

反対側も同様に切っていきます。

真ん中の切り口から包丁を入れて骨の上の身を剥がしていきます。

身をめくりながら徐々に切り進めます。

真ん中の切り込みを入れ上の身を剥がす

最後に残った部分を切っていきます。

逆側(下側)の身も同じように剥がす

裏面も同じ要領で身を切り離します。まずは尻尾の部分に切り込みを入れます。

逆側(下側)の身も同じように剥がす

エンガワ側の部分に切り込みを入れます。

逆側(下側)の身も同じように剥がす

逆側もヒレの付け根から包丁を入れていきます。力を入れると切りにくいので注意しましょう。包丁をスッと引くように動かします。

逆側(下側)の身も同じように剥がす

真ん中にも切り込みを入れ、そこをきっかけにして骨の上の身を切り離していきます。

逆側(下側)の身も同じように剥がす

今切った切り口から包丁を入れて骨の上の身を剥がしていきます。

逆側(下側)の身も同じように剥がす

身が切り離せました。反対側も同様に切っていきます。

逆側(下側)の身も同じように剥がす

真ん中の切り口から包丁を入れて骨の上の身を剥がしていきます。

身をめくりながら徐々に切り進めます。

逆側(下側)の身も同じように剥がす

これで、骨から身を剥がすことができました。

身の色が違って見えるのはなぜ?

見た目の身の色が少し違って見えますが、これは裏の皮の色が透けているだけで、味に違いはありません。

腹骨と血合い骨を取り除く

腹骨と血合い骨を取り除きます。

腹骨と血合い骨を取り除く

指で触って骨が感じられる部分を、包丁で切り落としていきます。

腹骨と血合い骨を取り除く

同じように包丁で切り落としていきます。

腹骨と血合い骨を取り除く

もう一方の身の腹骨も同様に切ります。

腹骨と血合い骨を取り除く

最後の身の腹骨も同様に切ります。

お好みのサイズで切り身に

以上で5枚おろしが完了です。

お好みのサイズで切り身に

適度な大きさに切ります。

魚の皮の引き方

皮が気になる方は、皮を引く手順もご紹介します。

尻尾の方に包丁で切り込みを入れ、皮を切らないように注意しながら少し身を切ります。

魚の皮の引き方

そこから包丁を小刻みに動かしながら、皮の上の身を剥がしていきます。

魚の皮の引き方

包丁の角度がつきすぎると皮を切ってしまうので、なるべくまな板に平行に保ちましょう。

魚の皮の引き方

皮が引けたら、適度な大きさに切り分けます。

魚の皮の引き方

以上で、カレイの唐揚げ用のさばき方は完成です。

この後は、キッチンペーパーで水気をしっかり取り、粉をまぶして揚げていきましょう。揚げる際の温度は170度程度がおすすめです。カリッと美味しく仕上がります。

ぜひ、おいしいカレイの唐揚げを作ってみてください!

カレイを唐揚げ用にさばく際の注意点

カレイを唐揚げ用にさばく際の注意点として、まず骨の取り扱いに気をつける必要があります。カレイは骨が多く、特に身の中に細かい骨が残りやすい魚です。

さばく際には、まず頭を切り落とし、腹を開いて内臓を取り出します。その後、骨が残っている場合はピンセットでしっかりと取り除きましょう。また、骨ごと唐揚げにする場合は、骨が気にならないように小さめにカットすると良いです。

さらに、皮をどうするかも重要なポイントです。カレイの皮はやや厚めで食感が残るため、苦手な人は皮を剥ぐと食べやすくなります。ただし、皮付きのままでも風味が楽しめるので、好みに応じて調整してください。

最後に、身が崩れやすいので、切り分ける際には慎重に扱い、なるべく均一なサイズに切ることで揚げた際にムラなく仕上がるように心がけましょう。

唐揚げ用にさばいたカレイを使ったレシピ

唐揚げ

カレイの切り身を一口大にカットし、醤油、酒、生姜のすりおろしで下味をつけてしばらく置きます。片栗粉をまぶして180度の油で揚げ、外はカリッと、中はふんわり仕上げます。お好みでレモンを添え、さっぱりとした風味を楽しんでください。

煮付け

カレイの切り身を鍋に入れ、出汁、醤油、みりん、砂糖を加えて火にかけます。煮立ったら弱火にし、味が染み込むようにじっくり煮ます。最後に生姜を加えて香りを引き立て、程よい甘辛さの煮付けを完成させましょう。

ムニエル

カレイの切り身に塩コショウをし、小麦粉を軽くまぶします。熱したフライパンにバターを溶かし、カレイを入れて両面がこんがりと色づくまで焼きます。最後に白ワインを少量加えて香りをプラスし、レモンを絞ってさっぱりといただきます。

よくある質問(FAQ)

カレイは下処理が必要ですか?
カレイの下処理は必要です。特に、鱗や内臓の除去、ぬめりを取る作業が重要です。
魚の唐揚げの衣が剥がれるのはなぜ?
衣が剥がれる原因は、魚の表面が濡れていたり、粉をしっかりとまぶしていないことが考えられます。
カレイのぬめりを取り除く方法は?
カレイのぬめりを取り除くには、塩をふりかけて軽く揉み、流水で洗い流す方法が効果的です。

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