• 公開日:
  • 更新日:

アジフライ用の鯵(あじ)のさばき方(動画解説付き)

アジフライは、サクサクの衣とアジのふっくらとした身が絶妙にマッチし、子どもから大人まで人気の料理です。お弁当のおかずや定食のメインとしてもよく使われるため、自宅で手軽に作れると便利ですよね。しかし、アジをアジフライ用にさばくのは少し難しそうと感じている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、初心者でも失敗しないアジフライ用のさばき方を詳しく解説します。鮮度の良いアジの選び方や、三枚おろしや背開きの手順、骨抜きのコツまでを動画と一緒にご紹介。これを読めば、お店で食べるような美味しいアジフライを自宅で楽しむことができます。まずは、さばき方の基本から始めてみましょう。

動画で見るアジフライ用のさばき方

YouTubeで「アジフライ用のさばき方」を動画で分かりやすく紹介しています。

アジフライとは?

アジフライとは、アジという魚に衣をつけて油で揚げた料理です。

サクサクとした衣の食感と、アジのふっくらとした身が絶妙にマッチしていて、子どもから大人まで人気の料理です。一般的には、ソースやレモンをかけて食べることが多いですが、さっぱりとしたタルタルソースをかけるのも美味しいです。

お弁当のおかずや定食のメインとしてよく使われる、家庭でも作りやすい料理です。

アジは栄養豊富な魚です

アジは、日本近海でよくとれる魚で、スーパーなどで手軽に買える魚のひとつです。体は銀色で細長く、背中に青い光沢があります。味は淡白でありながら旨みがあり、刺身や塩焼き、煮付けなどさまざまな料理に使われます。

アジは栄養豊富な魚で、EPAという生活習慣病の予防が期待できる成分や、DHAという脳の栄養素とも呼ばれる成分を含んでいます。とても健康に良い魚です。

アジフライ用のさばき方

材料

  • アジ:1尾

アジフライに適したアジを選ぶ際は、まず鮮度を重視しましょう。新鮮なアジは、目が澄んでいて透明感があり、エラが鮮やかな赤色をしています。身はしっかりと弾力があり、指で押してもすぐに元に戻るものが理想です。表面にぬめりが少なく、魚特有の臭みが少ないものを選ぶと良いでしょう。

また、アジのサイズも重要です。アジフライにする場合は、中くらいのサイズ(20cm前後)が扱いやすく、ちょうど良い厚みの身が楽しめます。小さすぎると身が薄くなり、揚げる際にパサつくことがあります。新鮮で程よいサイズのアジを選ぶことで、美味しいアジフライに仕上げられます。

調理用具

  • 包丁(魚用の柳刃包丁や薄刃包丁)
  • まな板(魚が滑りにくく、作業しやすい大きさのもの)
  • 骨抜き
  • キッチンペーパー
  • ボウル
  • ササラ(内臓取り用)※オプション
  • タオルや布巾(まな板の滑り止め用)※オプション

下準備

まな板が滑らないように、下にタオルや布巾を敷いて固定します。包丁もよく研いでおきます。

アジをよく洗い、キッチンペーパーで水気を拭き取ります。

手順

「アジフライ用」のさばき方をステップごとに写真付きで分かりやすく紹介します。

アジフライにする場合は、「三枚おろし」もしくは「背開き」で下ろすことが多いです。どちらの方法もご紹介しますが、どちらかというと三枚おろしの方が油で揚げやすいため、おすすめです。

ゼイゴを取る

まず、三枚おろしのやり方から説明していきます。

アジには「ゼイゴ」という硬い鱗が付いているので、まずそれを取ります。

尻尾の先の部分から包丁で切っていきます。このとき、身をなるべく切らないようにしながらゼイゴだけを取るように意識しましょう。

ゼイゴを取る

このようにゼイゴだけが取れました。

ゼイゴを取る

反対側も同様にゼイゴを取ります。

包丁を強く動かしすぎると手に当たるかもしれないので、少しずつ切っていくようにしましょう。

ゼイゴを取る

こちらもゼイゴが取れました。

ウロコを取る

ウロコを引いていきます。包丁を垂直に立てて魚を擦っていきます。

尾から頭の方向に擦らないとウロコが取れず身も傷つくので注意しましょう。

ウロコを取る

裏面も同様にウロコを取っていきます。

しっかりとウロコを取らないと食感に影響が出るので、丁寧に取りましょう。

頭を取る

頭を取っていきます。

胸ビレの横から斜めに包丁を入れて切っていきます。

頭を取る

裏返して反対側も同様に斜めに切ります。

頭を取る

最後に中骨を切り離して頭を取ります。

内臓と血合いを取る

内臓を取っていきます。

肛門から包丁を入れてお腹を開いていきます。

内臓と血合いを取る

内臓は指で掻き出します。

内臓と血合いを取る

血合いに包丁で傷をつけます。

内臓と血合いを取る

血合いを指で掻き出します。

内臓と血合いを取る

ウロコや血合いなどを洗い流します。

中骨に向かって包丁を入れる

ここから三枚おろしにしていきます。

ヒレの上から中骨に向かって、身を剥がすように包丁を入れていきます

中骨に向かって包丁を入れる

お腹側も同様に中骨に向かって、身を剥がすように包丁を入れていきます

中骨から身を切り離す

中骨のところだけ繋がっていますので切り離します。

中骨から身を切り離す

尻尾の方に向かって切り離します。

中骨から身を切り離す

片面が完成しました。

同様の手順で逆の身も切り離す

もう片面も同様に切り、三枚おろしにします。

ヒレの上から中骨に向かって、身を剥がすように包丁を入れていきます。

同様の手順で逆の身も切り離す

反対側も中骨に向かって、身を剥がすように包丁を入れていきます。

同様の手順で逆の身も切り離す

中骨のところだけ繋がっていますので切り離します。

同様の手順で逆の身も切り離す

これで三枚におろせました。

腹骨を取る

腹骨を取っていきます。

腹骨を取るときは、なるべく身を削らないように骨に沿って切っていきます。

腹骨を取る

腹骨は内臓を包んでいた骨です。細かく食べられないので除去します。

腹骨を取る

これで腹骨が取れました。

血合い骨を骨抜きで取る

指で触ったらわかると思いますが、血合い骨が縦に刺さっていますので抜いていきます。

100円ショップなどで売っている骨抜きを使うと便利です。

血合い骨を骨抜きで取る

アジは小骨が多い魚のため丁寧に取り除くことで食べやすくなります。

細かい作業になりますが、できるだけ見つけて取り除きましょう。

フライ用の三枚おろしの完成

フライ用の三枚おろしの完成です。

ゼイゴを取る

次に、フライ用の背開きのやり方を紹介します。

まず、三枚おろしのときと同様にゼイゴとウロコを取ります。

ゼイゴを取る

裏面も忘れずにゼイゴを取ります。

ウロコを取る

ウロコを引いていきます。包丁を垂直に立てて魚を擦っていきます。

尾から頭の方向に擦らないとウロコが取れず身も傷つくので注意しましょう。

ウロコを取る

裏面もウロコを取っていきます。

表面のぬめりも一緒に取っておきましょう。

頭を取る

頭を取っていきます。

胸ビレの横から斜めに包丁を入れて切っていきます。

頭を取る

裏返して反対側も同様に斜めに切ります。

最後に中骨を切り離して頭を取ります。

お腹を割かずに内臓を掻き出して洗う

背開きにする場合、お腹を割かずに内臓を指で掻き出します。

お腹を割かずに内臓を掻き出して洗う

ウロコと血合い(内臓)を洗い流します。

ヒレの上の面を切り離す

背開きにしていきます。

ヒレの上の面を切り離していきます。

ヒレの上の面を切り離す

中骨まで身を切ったら、包丁で腹骨を切り離します。

残りは骨に沿って身を剥がしていきます。これで片面が開きました。

裏面を切り離す

続いて裏返して反対側も同様に骨から身を切り離していきます。

裏面を切り離す

中骨まで身を切ったら、包丁で腹骨を切り離します。

裏面を切り離す

残りは骨に沿って身を剥がしていきます。

中骨をおさえて身を引き剥がす

包丁で中骨を押さえながら身を引き剥がします。

中骨をおさえて身を引き剥がす

最後、根元の骨を切り取ります。

腹骨を取る

腹骨を切っていきます。

腹骨は内臓を包んでいた骨です。細かく食べられないので除去します。

腹骨を取る

腹骨を取るときは、なるべく身を削らないように骨に沿って切っていきます。

血合い骨を骨抜きで取り除く

最後に骨抜きを使って、血合い骨を取ります。細かい作業になりますが、できるだけ見つけて取り除きましょう。

アジフライ用の背開きの完成

アジフライ用の背開きの完成です。

フライ用のアジのさばき方

以上がフライ用のアジのさばき方です。

アジをアジフライ用にさばく際の注意点

アジをアジフライ用にさばく際の注意点として、まず新鮮なアジを選ぶことが重要です。魚の目が澄んでいて、身に弾力があり、臭いが強くないものを選びましょう。

新鮮なアジは身がしっかりしており、揚げたときにふっくらと仕上がります。また、さばく際には手早く行うことで鮮度を保ち、余分な水分や臭みが出るのを防ぎます。

さばくときの手順として、まずウロコを丁寧に取り除きます。ウロコが残っていると食感が悪くなるため、包丁の背やウロコ取りを使ってしっかり取りましょう。

その後、頭を落とし、内臓を取り除きます。このとき、血合いをしっかりと流水で洗い流しておくと、臭みを抑えることができます。

さらに、三枚おろしにしたアジの中骨を取り除く際、身を崩さないように注意し、骨抜きやピンセットを使って丁寧に骨を抜くと、食べやすくなります。

アジフライ用にさばいたアジを使ったレシピ

フライ

アジフライ用にさばいたアジに塩コショウで下味をつけます。小麦粉、溶き卵、パン粉の順につけて、180度の油でカラッと揚げます。

揚げたてをレモンやタルタルソースと一緒に楽しんでください。サクサクの食感とジューシーなアジの身が絶品です。

南蛮漬け

アジフライ用にさばいたアジに塩コショウで下味をつけ、小麦粉をまぶして揚げます。揚げたアジを熱いうちに酢、醤油、砂糖、唐辛子で作った南蛮酢に漬け込みます。

玉ねぎやピーマンを一緒に漬け込むと彩りも良く、さっぱりとした味わいが楽しめます。

塩焼き

アジフライ用にさばいたアジに軽く塩を振り、グリルでこんがりと焼きます。焼く際に焦げ付き防止のために皮目に軽く切り込みを入れると良いです。

焼き上がったら大根おろしとポン酢を添えて、シンプルな味付けでアジ本来の旨味を楽しみましょう。

よくある質問(FAQ)

アジフライの骨抜き方は?
アジフライにする際、骨を抜くのは、骨が食べにくくなるのを防ぐためです。骨抜きを使って、尾から頭に向かって引き抜くとスムーズに取り除けます。
アジフライはなぜ背開きなのでしょうか?
アジフライは背開きにすると、身が崩れにくく、ふっくらと仕上がるからです。また、背開きにすることで内臓を取り除きやすく、味も均一に仕上がります。
アジのハサミでの捌き方は?
アジをハサミで捌く場合、頭と尾、そしてお腹部分のヒレを切り落とします。ハサミは手軽に使え、包丁よりも初心者でも扱いやすいのが特徴です。

チャンネル登録・フォローお願いします!

YouTube instagramtiktok X facebook

監修者プロフィール

プロフィール

監修チーム:CutNote編集部

CutNoteは、野菜や魚をはじめとする様々な食材の切り方を、わかりやすい動画や写真を通じて解説しているサイトです。料理初心者から上級者まで、誰もが容易に理解し実践できるよう、細部にわたる手順を明確に提示しています。

  • チーム構成: 動画制作とサイト構築、記事作成と複数人の熟練したメンバーがそれぞれを専門に担当し、高品質のコンテンツを目指しています。
  • コンテンツ作成ポリシー: 長年にわたるWebメディアの運営経験から得た知識を活かし、分かりやすく正確な手順を提供。読者が簡単に実践できるよう心がけています。
  • 品質管理プロセス: コンテンツは複数の目で厳密にチェックし、品質向上を目指しています。ユーザーからのフィードバックを積極的に取り入れ、コンテンツの改善に努めています。

問題は解決できましたか?

記事を読んでも問題が解決できなかった場合は、無料でAIに質問することができます。回答の精度は高めなので試してみましょう。

質問例1
大根のいちょう切りを教えて
質問例2
いかのさばき方を教えて
あなた

あと100文字

コメント

この記事へのコメントをお寄せ下さい。